発達障害だと人の話を理解できないのはなぜ?原因と解決方法
発達障害だと、話が理解できない、意味がわからないというときがあります。
僕もこれはよくあり、同僚と話をしていても、「今なんの話だっけ?」となることがよくあります。
今回は、話が理解できない原因はなんなのか、どう対策すればいいのかをご紹介します。
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人の話を聞いても理解できない
発達障害の症状のひとつに、人の話を聞いても理解ができないということがあります。
僕もこどものころからこの症状はあり、先生の話が、ひとつひとつの単語は分かるものの、それを文章として理解できない。
全体的な話の内容が分からず、「それでは問題を解いてみましょう」といわれても、説明が分からなかったのでまったく解けないことがよくありました。
先生はそんな僕の特徴がわかっていたので、その後僕の隣にきて、ゆっくりと説明をしてくれていました。
今も上司に仕事の指示をもらっているとき、話が分からなくなってしまうことがよくあります。
上司に発達障害のことと、話がゆっくり、短く区切ってでないと理解できないことは話してあるので、もう一度そのように話してもらって対処しています。
このように、発達障害はなぜか普通に話されると、言葉が理解できなくなります。
暗記するように聞いてしまう
短い話はわかるものの、1分とか長くなってしまうと、文章としての意味が分からなくなってしまう。
一つ一つの文章を暗記するような感じで聞いてしまい、それを1つの文に組み立てることができない。
よく考えてみると、その話は以前聞いた知識で理解できるもので、分かるはずのことなのに、なぜか話を聞くときは初めて聞いたことのように聞こえてしまう。
分からないことが分からない
話を理解していないので、相手にもそれが伝わるのか、「最後に質問はないですか?」と聞かれることがあります。
しかし、話をほとんど理解できていないので、質問する質問がわからないという事態が生じてしまいます。
そのため、「・・・いいえ、ありません」と答えたり(本当に質問はないですからね)、「もう一度いいですか?」ということになります。
もう1回丁寧に説明されたとしても、これもまた分かるわけではないので、何回も繰り返していると、相手に変だと思われたり、疲れさせてしまいます。
仕事でこんなことを繰り返していたら、「重要な仕事はこいつには任せられない」と思われたり、仕事ができないやつに思われてしまいます。
初対面の人の話が理解できない
友達や同僚など、何度も会っている人の話は理解できても、初対面の人の話だけが理解できないという場合があります。
初対面の人は、同じ言葉や単語を使っていても、その人なりの解釈で、自分の見解とは異なる意味を持っているからです。
例えば、「やばいよね」という言葉は自分では「まずい、危ない」という意味だと考えていても、相手は「素晴らしい、かっこいい」という意味で使うというような感じです。
このように自分と相手の言葉に差がある場合、話している内容に誤解が生じてしまいます。
話が理解できない原因
発達障害で話が理解できない原因はいくつも考えられます。
原因は一つではなく、複数の原因が混じりあっていることが考えられます。
・想像力に乏しく、話していることを頭の中でイメージ浮かばない
・集中力がないので、気が散ってしまう
・別のことを考えてしまい、話が耳に入らない
・単語や話の中にきになることが出てきて、それにこだわってしまい話が聞けない
・話すペースが速すぎて、理解が追い付かない
別のことを考えて集中力がない
僕の場合は、ADHDなので、話を聞いているあいだに、話に集中できず、別のことに意識が飛んでしまいます。
上司の話など、しっかり聞かなくては!と思っているのに、なぜか集中ができないんです。
集中しようとしても、数秒前に言われた話を忘れて、「えっいま何の話だっけ?」とこだわって考えているうちに、今の話も聞いていなくなってしまいます。
結局最後は、話を思い出せもせず、話も聞いていないので、まったく意味が分からないという状態が残るんです。
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理解力をあげる方法
初対面の人の話が分からない場合
初対面の人や、数回あったことしかない人の話が理解できない人は、すでに、自然と対処法を身につけていると考えられます。
相手の言っている言葉の意味が最初は理解できないので、何度か会って話すうちに、相手の話を頭のなかでデータ化し、分析して、相手がなにを言おうとしているのかを読み取ることができます。
そのため、知り合いの人の話は理解できるんです。
つまり、相手の言葉の定義がだんだんと分かってくるので、話自体が理解できるようになってくるんですね。
この発達障害のタイプの人は、IQが高い傾向にあり、コンピューターのような脳をしている人が多いです。
相手の話から膨大なデータを頭のなかに記録し、それを分析し「あっこの人はこういう意味のことを言っているんだ」と理解できます。
これはすべての発達障害の人ができるわけではなく、少し特殊な例です。
音読する
読書することもいいですが、それより脳にダイレクトに効くのが、音読です。
音読は脳のアンチエイジングといわれ、脳を若返らせる効果があります。
また、ただ文字を目で追うのではなく言葉を発することで、前頭葉が刺激され、発達障害が弱いとされている前頭葉を活性化させることができます。
毎日30分音読をすると効果が高いとされており、僕はめんどうですが毎日の音読は欠かしていません。
たしかに、ボブギャラリーは増えましたし、文章と文章をつなぎあわせて組み立てる速度が速くなりました。
会話に集中するというか、集中があまりできていなくても、なんとなく普通に話がわかるというような状態にまで改善できます。
読む本は読んだことのない本ならなんでもよく、しっかりと発音しながら読みましょう。
話を遮って質問する
20秒、30秒なら話を記憶しているのでわかっているけれど、それ以上長い時間話されると理解できないという場合は、話を遮ってしまうことが効果的です。
「すいません、今の意味はこういうことですか」と、話を覚えているうちに質問して、意味の理解を深めてしまいます。
話を遮るというのはあまりよくありませんが、こうするほか手段はありません。
何度も質問をしていると、相手もわかってくれて、ゆっくり話してくれたり、会話を短く区切りながら話してくれます。
メモで渡してほしいと言っておく
上司や同僚などから理解されている場合は、用件があるときは、メモで渡してもらうとよいです。
要点だけを箇条書きにしてもらえば手間も取らせませんし、指示を間違ることもありません。
「間違ることや、勘違いすることがあるから紙にかいてほしい」と言っておけば、大丈夫です。
僕はこの方法で仕事をしていますが、メモで渡されて、紙に書いてある内容は理解できるので、その場で質問をするようにしています。
こちらから分からないことを質問できるので、とても便利な方法です。
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