発達障害の女性17の特徴。恋愛や仕事はどうしてるの?
2017/11/25
発達障害の女性は、男性より少ないとされていますが、じつは総数は変わらないんではないかと、最近の研究では言われています。
いまの発達障害の検査は男性寄りで、女性向けの検査方法ではないのが原因と見られています。
今回は、発達障害の女性の特徴と、なぜ女性の発達障害は少ないとされているのか?恋愛や仕事についてをご紹介します。
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女性の発達障害の特徴
・おしゃべりで常に話している
・スケジュールをぎっしりと詰めている
・こどものころはおてんばやおっちょこちょいと言われる
・失礼な発言をしてしまう
・思春期に女性ホルモンのバランスを崩して体調不良になる
・大人になると周りにあわせられないことから生き辛さを感じる
・小学生までは男の子の友達が多い
・電話が苦手で、電話だと話が聞き取れない
・笑顔で笑っていたのに、とつぜん怒り出すことがある
・自分の意見にこだわりをもっており、意見を曲げずに人と衝突する
・ガールズトークが苦手
・容姿端麗な場合がおおく美人が多い
・天然といわれる
・慢性的に疲れをかんじている
・自分だけの考え、世界観や価値観をもっている
・記憶が鮮明で、どこで何をしていたか、その時の気持ちまで覚えている
・考え方が男性的で、冷静で合理的な判断をする
とくに注目するべき体調不良
女性の発達障害の特徴としてとくに注目したいのが、中学生~高校生にかけての体調不良です。
女性ホルモンが活発に分泌されるのにともなって、発達障害の女性は、体調に変化が表れることが多くあります。
頭痛や寒気、吐き気に倦怠感、朝起き上がれないほどの体のだるさなど、さまざまな症状が表れます。
病院に行っても、病名不明だったり、自律神経失調症といわれたり、間違った病名では治療の効果も得られません。
大人になって発達障害だとわかり、ようやく治療法が分かる場合があります。
女性の発達障害が少ない理由
女性は発達障害の特徴が出にくい
こどものころ、発達障害の男女比は4対1ほどですが、大人になると男女比は1対1となります。
これは、男性の発達障害が治った、誤診だったということでは片づけられず、大人になってようやく、女性の発達障害が表面化したということです。
女性はこどものころ発達障害の特徴といわれている症状がでにくく、見過ごされてしまうことが背景にあります。
たとえば、男の子は授業中たってうろうろしてしまう衝動性がみられますが、女の子にはここまでの衝動性はほとんどありません。
そのため、少し変わっていても、そのこの個性だと受け止められ、大人になってから発覚することが多いのです。
コミュニケーション能力が高い
発達障害の特徴的な症状といえば、コミュニケーションがうまく取れず、相手を怒らせたり、人の気持ちが分からないという点があります。
ですが、女性はもともと男性よりコミュニケーション能力が高く、発達障害を思わせるほどの症状が出にくいのです。
たとえば、男の子は幼児のころから言葉でうまく気持ちを伝えられず、相手を叩いたり、わめいたりして、うまく関係を築くことができません。
しかし、女の子は幼児のころは周りと協調性のある態度をとることができ、小学生になってもおしゃべりなので友達を作ることができます。
問題になってくるのは思春期にはいってからで、恋愛の話など、複雑な内容になってくる時期に、うまく合わせられない場面が出てきます。
そのため中学生、高校生くらいのころから、本人は「周りにあわせられない」と感じ始めます。
診断基準が男性寄り
そもそも、発達障害は男性に多いとされているので、男性の発達障害の基準をもとに、検査方法も確立されています。
男性の発達障害にあらわれる症状を検査するので、女性の発達障害の特徴は、通常の検査からではもれてしまいます。
そのため、発達障害の診断にも、女性向けの検査を作る必要があるとされています。
これを性差医療といいますが、発達障害という障害はおなじでも、女性と男性では精神的、肉体的に発する症状が違うので、検査方法を変えていく必要があります。
発達障害の女性の恋愛
ダメンズにひっかかることが多い
発達障害の女性は、ざんねんながらダメンズにひっかかることが多いです。
発達障害は周りと比べてできないことが多く、自分に引け目を感じ、自己肯定感が低くなりがちです。
そのため、自分よりダメな男性と付き合っていたほうが気が楽だという気持ちから、ニートや借金男などに走ってしまいがちです。
また、つねに刺激をもとめていたいという症状と重なり、つねに恋愛をしていたいと考えます。
そのため、周りにいる男性と軽く付き合う傾向があります。
依存しやすいですが飽きやすいという両極端な特徴ももっているため、あまり長続きしません。
しかし、自分がまだ男性に興味をもっているときにフラれそうになると、依存性を発揮してストーカー化しやすいです。
一度ストーカー化してしまうと、ずぶずぶと依存性にのまれ、負の方向へ走ってしまいます。
結婚は長続きする
発達障害の男性の結婚率は低く、離婚率は高いというデータがありますが、女性は発達障害でも結婚しているひとは多いようです。
しかし、その結婚生活は幸せそのものというようにはいかないようです。
まず、発達障害の女性は相手の気持ちを理解したり、思いやったりすることが苦手です。
女性の場合は男性よりある程度緩和していますが、それでもパートナーとしての愛情とすると、弱い部分があります。
そのため、旦那さんから「冷たい」「愛されていないのではないか」と思われることがあり、夫婦関係の溝を作ってしまう原因になります。
また、人の気持ちを軽く考えるわけではないのですが、人の気持ちが分からないので、浮気しやすい傾向にあります。
軽い気持ちで浮気するので、本人はあまり悪いことと感じていない場合はやっかいです。
日常生活においては、やはり発達障害の特徴からできないことや苦手なことが多く、片付けが苦手なため、部屋は散らかっています。
料理も得意ではないので、品数は少ないですが、味はしっかりつけることができます。
それでも、恋愛は長続きしない傾向にありますが、結婚は長続きする傾向にあります。
発達障害は一度環境が変わると、その環境が変わるのを嫌がり、同じ環境で過ごすことにこだわります。
夫とこどもと同じ家で、ずっと過ごすことが発達障害の女性の幸せなのかもしれません。
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発達障害の女性の仕事
発達障害の女性は、直観力にあふれ、物事を応用する能力に長けています。
逆に苦手なのは、複雑で細かい作業が要求されることや、豊かなコミュニケーションが必要な仕事です。
自分の特徴を活かせる仕事に就くことが、長く楽しく仕事をしていくコツです。
以下がおすすめな職業になります。
・ネイリスト
・エステティシャン
・美容師
・アパレル店員
・バスガイド
・ツアーガイド
・栄養士
・トリマー
・農業
・ライター
・ジャーナリスト
・カメラマン
・商品企画
・マーケティング
・販売促進
・情報システム
男女にかかわらず、発達障害の特徴が活かせる仕事については、「発達障害のASD自閉症、アスペルガーの脳タイプ別の適職おすすめ」をご覧ください。
仕事でミスする
発達障害の女性が苦手とする特徴がある仕事といえば、事務や営業、サービス業などがあります。
これらの職業に就くと、ワーキングメモリー(作業記憶)が少ない発達障害は、作業する容量が多くパンクしてしまいます。
そのためミスが多く、人より遅く仕事をしてしまいます。
しかし女性だと、やはり事務仕事やサービス業の仕事が多いですよね。
そんなとき仕事に役立つ本が、「ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本」です。
ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本
この本には発達障害が仕事でミスする理由と、それにどう対応すればいいのかが細かく書いてあります。
仕事でミスをしてしまい、行き詰っている女性におすすめな良書です。
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