発達障害で生きていく。

ADHD優位のアスペルガーで、LD学習障害もある35歳のおっさんです。息子も遺伝して発達障害です。文献を読み漁り、発達障害は限りなく完治に近い、治すことができると確信しました。このサイトは、治す情報など、発達障害のさまざまな情報を発信していきます。

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東大の4人に1人は自閉症!発達障害に多い高学歴の理由と挫折

   

発達障害は高学歴が多いというのは、データはありませんが専門家の間では昔から言われていることです。

その証拠に、「発達障害の天才たちのエピソード。才能が開花する3つのポイント」でも書きましたが、天才の人たちは発達障害者が多いことが知られています。

今回は、発達障害に高学歴が多いというのは本当か?なぜ高学歴が多いのか、社会人になって陥りやすい挫折についてご紹介します。

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東大生の4人に1人は自閉症スペクトラム

「東大の4人に1人は自閉症スペクトラムの疑いあり」とツイッターで呟いたのは、三味線奏者の萩原遼さん。

萩原さんも東大出身ということで、この言葉は東大を肌で感じた出た言葉のようです。

そのようなデータをとったわけではないですが、萩原さん自身も自閉症スペクトラムだそうで、自分に似た特徴をもつ人が東大には多いと思ったそうです。

 

言ってはいけなことを言ってしまう

東大で会話していると、周りの人がびっくりするような言葉を投げかけるそうです。

例えば、前より少し太ってしまった女の子に対して、「太ったね」と、なんの裏表もなくズバリ言ってしまう。

これは、たとえ本当のことであっても、社会常識ではNGな失礼な言葉です。

 

ほかにも、テストの成績が悪かった友達に、「頭悪いんだね」など、失礼なことを平気でかけることがあるそうです。

これは、自閉症スペクトラムの特徴である、人の気持ちが分からない、周りの空気を読めないという症状にあてはまります。

 

書き起こし文化の存在

東大には代々伝わらる、「書き起こし文化」なるものが存在するそうです。

書き起こし文化とは、授業で先生が言った言葉を文字起こしし、テキスト化するというものです。

 

これは1つ1つの授業で担当が決まっているそうで、必ず行われることだそうです。

なぜこんなことをするのかというと、耳で聞くことよりも、文字という視覚で見たほうが、授業が分かりやすいという人が一定数存在するからです。

 

その視覚にうったえるというのも、視覚が敏感な自閉症スペクトラムの特徴に当てはまります。

東大生なのに、文字にしないと意味がわからず、言葉だけでは頭に入ってこないんですね。

 

コミュニケーション・サポートルームがある

東大に2010年から誕生した「コミュニケーション・サポートルーム」は、発達障害の生徒を支援するための活動だそうです。

発達障害の生徒や、診断はされていないけれど特徴がみられる生徒などが集まり、悩みを話したり、情報交換をする場です。

 

カウンセリングの専門の先生もいて、そこではさらに手厚い支援を受けることができます。

症状と悩み次第では、発達障害の専門医療機関を紹介してくれて、診断を受けることも可能だそうです。

そのような支援の場があるということは、やはり東大生にはかなり多く潜んでいるということが推測されます。

 

研究者の間でも東大のASD率は有名

ASD自閉症スペクトラムを研究している早稲田大学教員の梅永雄二さんに話を聞いたところ、研究者のなかでも、東大の自閉症スペクトラムの割合は高いことで知られているそうです。

 

調査をしたわけではありませんが、4分の1は発達障害だろうと、昔から言われているそうです。

東大に限らず、偏差値の高い有名大学は、ほとんどにこの光景が見られ、高学歴な大学ほど、発達障害者の割合は高いだろう予測されています。

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高学歴に発達障害が多い理由

視覚優位である

発達障害の特徴として、視覚優位というものがあります。

視覚優位というのは、目で入った情報の処理、認識のスピードが速く、また正確にその情報を記憶できるというものです。

 

発達障害の画家のなかには、一瞬景色を目で見ただけで、正確にその絵を再現できるという天才もいます。

見る視点もまた特徴的で、全体像をつかむため全体をみるのではなく、ある点を集中して、その点だけを見るという特徴もあります。

 

「トンネルビジョン」といい、一点だけを集中してみて、その深い真相までを見極めることができるんですね。

そのため、普通の人では気が付かない発見があったり、小さなことから大きなことを発見できるという才能があります。

その普通では気が付かない部分に気が付けるという才能が、研究者などに多い由縁でしょう。

 

記憶力が抜群によい

視覚優位があると同時に、それは記憶力のよさにもつながります。

発達障害は記憶力がばつぐんに良い人が多いのが特徴的で、目で見た情報はその場でぽんと暗記できるくらい記憶力が優れています。

 

そのために、東大では書き起こし文化も存在しているんですね。

なかには、見たものがそのまま暗記できるという人もいて、テキストの文字がそのまま脳裏に記憶されるそうです。

 

そのため、教科書なども1回読むだけで暗記できてしまい、情報を引き出すときは、その光景を思い浮かべればいいそうです。

この抜群の記憶力が、高学歴を産むことになるのでしょう。

 

IQが高い

日本では数少ない発達障害専門医の福島学院大学福祉学部教授、星野仁彦先生は、発達障害はIQが高いひとが多いという検査結果があるそうです。

星野先生の病院は、大人の発達障害専門なので、人気過ぎて予約しても5年待ちという人気なお医者さんです。

 

患者の初診時の年齢は30歳前後が多いそうで、研究者や翻訳家、教師など、立派な職業についているかたが多いそうです。

そして、IQは総じて高く、例えば検査をうけたなかで最高齢の85歳のおばあちゃんは翻訳の仕事をしていて、IQは135という高い数値だったそうです。

 

平均がIQ100ということから、とても頭が良いことが伺えます。

おばあちゃんも発達障害のADHDとアスペルガーの合併型という診断を受けましたが、いままでの人生でおかしいと思うことがこれで解消できてうれしかったそうです。

このIQの高さは、直結して高学歴になることにつながります。

 

異常な集中力がある

発達障害の特徴として、興味関心があることに対しては、異常な集中力を発揮します。

数字が好きだったら、数学の本を片っ端から読破したり、野球選手が好きだったらすべての選手の名前を言えるようになるなどの集中力があります。

 

集中力があるので、短期間で勉強を終えてしまい、そこからさらにそのことについて深く研究することができます。

そのため勉強のスピードが速く、理解力も増します。

 

逆に、関心がないことにはまったく興味を示さないので、それも一点集中できる才能のひとつだといえます。

この興味関心がうまく学校の勉強にマッチすれば、その高い集中力で、学校で教える勉強くらいでは物足りなくなってしまいます。

 

社会での挫折

発達障害は高学歴な人が多いですが、それだけでぬか喜びはしていられません。

なぜなら、発達障害は学生時代まではいいですが、社会人になってから挫折をするケースが目立つためです。

 

星野先生の発達障害の患者のなかにも、高学歴でIQも高いのにかかわらず、無職だったり、ひきこもりのケースが目立つそうです。

30代40代にとくにひきこもりはみられ、最近では50代のひきこもりも増えているそうです。

 

プライドが高く自尊心が低い

高学歴の発達障害は、ほとんどの場合プライドが高く自尊心は低い人が多いです。

学生時代は勉強ができて周りからちやほやされていたけれど、できないこともあるため能力の凹凸を感じている。

 

でも高学歴なためプライドは高く、社会人でも成功すると思っている。

それなのに、社会人では学生時代で求められなかったことが求められ、できなくて傷ついて、仕事を辞めてひきこもってしまうというわけです。

データとしても、発達障害の20~40%はひきこもりであるというデータがあるので、その問題は根深いと感じられます。

 

社会人では求められることが変わる

学生時代は、勉強ができて先生の言うことを聞いていれば、それ以外は自由に過ごしていても問題ありませんでした。

気の合う友達とだけ一緒に過ごして、多少コミュニケーションに難があることや、変わったことがあっても、とくべつに問題はありませんでした。

 

しかし、社会人になると、周りへの配慮、気づかい、年齢や性別、立場が違う人との失礼のないコミュニケーション、段取りなど、さまざまなことが求められます。

今まではできなくてよかったことが、すべてのことを平均してやらなければいけないという事態に出くわします。

 

アメリカの会社では、その道のスペシャリストができることをすれば問題ありませんが、日本ではまだまだそういうわけにはいきません。

すべてのことを平均的にこなせないと、とくに上司や同僚とのコミュニケーションをうまく取れなければ、使えないやつというレッテルを貼られてしまいます。

 

高学歴なゆえにプライドが高いため、そこで今までのギャップを感じ、挫折してしまう人が多くでます。

 

仕事が全くできない

僕はADHDですが、とくに高学歴ではなく、地元の普通の大学を卒業しました。

それまではなんとかなっていたことも、やはり社会人になってからは厳しいことばかりでした。

 

記憶力とIQは平均より高かったのでは、勉強はなんとかなっていましたが、仕事は記憶力がよいだけではまったく歯が立ちませんでした。

周りへの配慮をしながら仕事をこなすという、たくさんの動作を必要とするワーキングメモリーが低すぎて、かんたんな書類の作成さえミスする始末。

 

「えっなんで自分こんな簡単なことを間違えたの?」と怒られながら、自分で自分があまりに小さく思えました。

同期は次々に新しい仕事を教えてもらえるのに、自分だけは小学生でもできるようなかんたんな書類作成。

 

これには泣けました。

大学を卒業したという変なプライドもあり、社会人としてまったく通じないという挫折が、心に重くのしかかりました。

 

この会社は退職して、のちに引きこもりにもなりました。

発達障害は社会になってから挫折しやすいので、自分の特技が活かせてコミュニケーションをあまり必要としない、専門職に就く必要があると思います。


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