成人をむかえた発達障害の生き方。仕事や恋愛、お金はどうなる?
2017/12/28
発達障害は病気の名称です。ADHDやLDなどの総称とも言えるのですが、これを診断するのは難しく、程度の軽い人はいわゆるグレーゾーンとして扱われることが多いです。
症状がはっきりとしていて、発達障害と診断が下っている人と違って発達障害の程度の軽い人は反対に生きづらい世の中になっていると言ってもいいでしょう。
というのも競争相手は常に健常者だからです。程度の思い発達障害を抱えている人にとってはうらやましいとも言えるかもしれません。
しかし、立場が違うだけでどちらも生きづらいものなのかもしれません。
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私の場合はどうだったかというと
私の場合は、発達障害と認識をしないまま成人を迎えました。さらに大学を出て就職してから「発達障害の疑いがある」という診断が下ったのです。
私のそれまでの人生を簡単に紹介すると、言われて見れば発達障害の兆候はあったかなという程度です。
幼少のときより落ち着きはなかったです。かといって集中力がないというわけではなく、多動性を示しながら集中して物事を覚えていったという感じでしょうか。
また、人とは少し違ったものの考え方をしていたようです。変わり者扱いということではなかったのですが、軽く人とは違っているようなことをいわれていましたね。
学校の成績は良かったです。成績が良かったからこそ発達障害の疑いは自分も周りも全くなかったといってもいいでしょう。
それでも、マスターすると問題はないのですが、何事も自分のものにするまでに時間がかかる子供でした。
ですから、ものわかりが悪いということは指摘されたことがありますね。
恋愛も仕事も
恋愛は高校時代も大学時代も普通にしていました。成人になる前に普通に恋愛をして彼女もいましたし、私のことを良く理解してくれていました。
というよりも他の誰とも変わりないようなつきあい方をしていたと思います。
デートでは前もって計画を立てることが好きでしたね。
反対に計画通りにいかなければ立腹する面もあったようですから、融通が利かないという面は今考えてみると否定はできません。
挫折は仕事です。
良い大学に入れたので就職先も大企業でした。
就職試験も特に問題がありませんでした。適性検査も結果は教えてもらえませんでしたが、問題なく解けたつもりです。
配属場所も特に問題のない部署でした。
しかし、学生時代は問題がなかったことが、成人になってチーム内での仕事であったり、大きなプロジェクトの歯車の一つであっても自分の持ち場が新人ながらもしっかりと与えられていたのです。
しかし、それがうまくできなかったのです。学校の勉強では自分のペースでいくらでも時間をかけてすることができたのですが、仕事ではそうはいきません。
決められた就業時間で持ち場の仕事をこなさなくてはいけないのです。それができずに多くの人に迷惑をかけました。
やればできるということから、異動とまではいかず、却って目立つ存在となっていたのです。
なんとなく陰口をたたかれているような感じがして気になりましたね。
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発達障害の診察を受けました
人とは違うということはどことなく、成人になってからではなく子供の頃からわかっていたような気がします。
「ちょっと変わってる…」というのがどこでも私を表す形容詞として使われていたからです。
医師の診察を受けると、「発達障害の疑いがある」というなんとも煮え切らないものでしたが、私には納得のいくものだったのです。
お金の問題は?
成人になって普通に上場企業で働いているのでお金の問題はそれほどありません。
心配だったのは、発達障害と診断されて会社をクビにならないかということです。
しかし、成人になってからの発達障害だからといってクビにはならないこと、適材適所で仕事を任されることなどを上司からの言葉として頂きました。
それでも、時間をかければさらに工夫をすれば成人になっても仕事もできる自身があるので、自分自身が発達障害であることを意識することなく生活していけそうです。
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