発達障害のASD自閉症、アスペルガーの脳タイプ別の適職おすすめ

発達障害に適職はあるかというと、もちろんあります。

僕はアルバイトも含めると10種類以上の仕事をしてきましたが、これはあっていない、あっているという仕事は確かにありました。

とくに、発達障害だとわかってからは、障害の特徴と自分の特徴を照らし合わせて考え転職活動したので、今の仕事にも就けています。

今回は、発達障害のASD自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群におすすめの適職、適職の探し方をご紹介します。

ADHDの適職については「ADHDに向いている職業22個。適職に就けば才能を活かせる！」をご覧ください。

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ASDの脳の特徴

ASD（自閉症スペクトラム、アスペルガー症候群）は、脳に特徴があります。

短期記憶は苦手ですが、長期記憶は得意という点です。

短期記憶とは、たとえばマルチタスクを求められるコンビニで、「商品にレジを通して、お弁当を温めて、からあげ君を補充して・・・」などのように、同時にいくつもの作業をこなすことです・

長期記憶とは、勉強したことを長期的に覚えていて、求められたときにぱっと答えが浮かぶことです。

このような脳の特徴から、素早い作業をもとめられ、一人一人の要望に応えるような仕事には向いていないといえます。

ASDの脳には3種類タイプがある

ASDの脳には3種類のタイプがあるとされています。

この説をといたのは、テンプル・グランディンさんという、自閉症であり、脳研究の科学者です。

テンプルさんは、このASD特有の脳をもった人たちは天才の才能を秘めており、脳のパターンを知り、才能を開花することができれば、天才になれると言っています。

じっさい、テンプルさんも自閉症でしたが、「絵で考える」という、普通の人には理解しがたい能力で、功績をおさめました。

自分がどの脳のタイプに当てはまっているか、脳チェックをしてみましょう。

ASDの脳チェックテスト

質問にYES、NOで答えて、その数を書き留めておきましょう。

その数で、どのタイプの脳に当てはまるかがわかります。

脳チェック①

・何かを覚えるとき、数字や言葉ではなく、映像のイメージで覚える

・通ったことがある道沿いのお店の店名やビルの様子を鮮明に脳内に描ける

・文章を読むと、自然とその光景が頭にうかぶ

・過去を思い出すときは映像がうかぶ

・絵を描くことが好き、得意

脳チェック②

・静かな場所より、ちょっとうるさかったり、音楽が流れているほうが集中できる

・チェスや将棋、オセロが強い

・数学が得意

・普通は分からない数の関係を理解できる

・言葉をリズムで捉えるという感覚がある

脳チェック③

・絵を描くのが苦手、ヘタ

・「雨が降ってきた」という文を、たくさんの言葉で言い換えることができる

・情報の記憶力に優れている

・外国語の翻訳ができる、優れている

・何かを覚えるときは言葉で覚え、映像では思い出せない

脳チェックテスト結果

3種類の5つの項目中、3つ以上当てはまれば、そのタイプへの適正があります。

2つの脳のタイプが混合している場合もあるので、その時はどちらの脳のタイプの特徴もあわせ持っているということです。

適職が広がりやすくなります。

以下が、脳のたいぷからみた適職です。

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①視覚型の脳

イメージや映像、絵など、ものごとを視覚で捉える脳のタイプです。

絵や構図を組み立てるのが得意で、代数など、数字や文字が苦手です。

視覚型の脳の適職

・建築家

・製図技術者

・イラストレーター

・ウェブデザイナー

・ゲームプログラマー

・CADオペレーター

・動物医療技術師

・自動車整備士

・機械の安全技師

・ライブの照明などの照明家

・生物学者

・トラックドライバー

・タクシードライバー

・美容師

・ネイリスト

・エステティシャン

・メイクアップアーティスト

・ファッションデザイナー

・アパレル店員

・ジュエリーデザイナー

・ブライダルスタイリスト

・着付け師

・パティシェ

・シェフ

・庭師

・ガーデンデザイナー

・カメラマン

②音楽・数学型の脳

リズムがある音や、パターン化されたもの、リスト化されたものが得意な脳のタイプ。

数式への理解が深く、ただ単純に数学を解くのではなく、その意味が分かる。

音楽・数学型の脳の適職

・数学教師

・音楽教師

・塾教師

・プログラマー

・エンジニア

・アーティスト

・作曲家

・楽器演奏者

・電気技師

・パソコンインストラクター

・研究家

・テレビディレクター

・ラジオパーソナリティー

・クラブDJ

・レコーディングエンジニア

・指揮者

・PAエンジニア

・サウンドクリエーター

・ボイストレーナー

・音響スタッフ

・起業家

・倉庫内スタッフ

③言語・翻訳者型の脳

言語に優れており、情報を深く記憶することが得意。翻訳家の才能があるタイプ。

イメージなどの実態がないものが苦手。

・翻訳家

・通訳案内師

・テーマパークスタッフ

・海外ツアーガイド

・栄養士

・会計士

・弁護士

・証券アナリスト

・簿記

・バーテンダー

・司書

・気象予報士

・編集者

発達障害に適職なんてない

僕はアスペルガー症候群の発達障害ですが、一時期はクビが続いた時期があって、適職なんてないと自暴自棄になった時期がありました。

発達障害は、仕事に向いていない。それは確かにあると思います。

しかし上記の発達障害の脳の特徴をしってから、脳の適正にあった職業をさがすようになって、「あっ本当に適正な職業ってあるんだ」とじっかんしました。

僕は視覚型の脳タイプだったんですが、バイトでライブの照明を手伝っていたことがありました。

それは楽しく、大学生のころは4年間ずっと続けていたくらい自分にあっていました。

視覚で考える脳というのは、視覚を刺激されることが脳に良いんだと思います。

そして今は、転職を繰り返して、ようやくCADオペレーターに落ち着いています。

視覚をフルに使う職業なので、自分に貼っているんじゃないかと思います。

このように、自分の脳のタイプを知って、職業に行かすことは、発達障害にとって素晴らしいことだと思います。