発達障害で生きていく。

ADHD優位のアスペルガーで、LD学習障害もある35歳のおっさんです。息子も遺伝して発達障害です。文献を読み漁り、発達障害は限りなく完治に近い、治すことができると確信しました。このサイトは、治す情報など、発達障害のさまざまな情報を発信していきます。

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1歳の発達障害にみられる25の特徴。ADHDの息子の1歳半検診がヤバかった

   

発達障害の診断は、ほとんど小学生にあがってから下されることが多いです。

しかし、発達障害の幼児には確実に赤ちゃんのころからその兆候が見られます。

僕自身ADHDとLDの発達障害で、息子に遺伝しているのではないかと赤ちゃんのころから注意深く見守っていましたが、やはり、発達障害でした。

今回は、発達障害の息子の子育てを踏まえて、発達障害の1歳について、特徴や1歳半検診についてなどをご紹介します。

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発達障害の1歳について

発達障害と一口にいっても、ASD自閉症スペクトラム、アスペルガー、ADHD注意欠如多動性障害、LD学習障害と、障害は大きく分けて3種類あります。

それに個人差もあわさって、あらわれる特徴は様々です。

 

発達障害の1歳児のすべてに表れる特徴ではなく、いくつか表れるということです。

以下は1歳の発達障害に見られる特徴です。

 

発達障害の1歳でみられる特徴

・1歳半児検診のときなど、いつもとは違う状況の時、手足をばたつかせて大泣きする

・体重は小さい子もいれば大きい子もいるので体重で判断はつかない

・正面から顔を除いても、目があわない

・落ち着きがなく、いつもどこかが動いている

・こだわりが強く、お母さんがいつもと違う行動や表情をすると泣いてしまう

 

・偏食が強く、いつもと違う食べ物や、ぜったいに食べない食べ物がある

・食べられる食べ物が少ない

・感覚が過敏で、少しでも明かりがあると眠らない

・少しの物音でも目が覚めてしまう

・睡眠のリズムがとれない

 

・あんよするのが遅い

・スプーンでご飯と食べさせようとすると、舌が出てくる

・大人の真似をするなどのごっこ遊びが下手、あるいはごっこ遊びをしない

・言葉の成長が遅く、ママなどの単語を発するのが遅い

・出てきた言葉でも、突然消えてしまうことがある

 

・二語続けて話すことができない

・子供同士で会話することができない

・抱っこを嫌がるそぶりを見せる

・タオルや服の触感に敏感で、嫌な素材だといつまでも泣く

・自分の手ではなく、母親の手を使って物を示すクレーン現象がみられる

 

・夜中に号泣して泣き止まない

・1歳半になっても座っていられない

・泣き方がほかの幼児と比べて豪快

・手をつなぐと振り払う

・相手の表情が読み取れない

 

発達障害の息子の1歳のときのエピソード

僕はADHDとLD学習障害の発達障害者で、発達障害に気が付いたのは25歳の大人になってからでした。

こどもは現在小学生ですが、遺伝しないかと危惧していたとおり、ばっちり遺伝してADHDとLDの両方とも受け継いでしまいました。

 

1歳のときはそれはもう毎日が大変で、まだ発達障害だとわかったわけではありませんでしたが、この育てにくさはやはり遺伝してしまったかな、と思っていました。

 

1歳半検診のときの大騒ぎ

発達障害が遺伝してしまったことを考えて、1歳半検診は両親ともに行きました。

育てにくさから、多分そうだろうな~とは思っていましたが、同じ月齢のこどもをみて、それはほぼ確信しました。

 

まず、みんなお行儀よく椅子に座り、絵本を読んでいる!(衝撃)

お母さんと一緒に絵本を読んでいるこどももいて、「車と、ゾウさん、歩いています」なんて言っているこどももいます。

ぎゃーぎゃー騒いだり、廊下を走っているこどもなんて一人もいません。

 

そんな静かな中息子はというと、車の中では大人しかったものの、いつもと違う知らない雰囲気の場所について、「なにか違う」と感じたのか、ぐずりはじめました。

よしよしとしているものの、30人程度いてけっこう待たされるので、時間がたつにつれて息子が順番に耐えられなくなってしまいました。

発達障害は、順番を静かに待つことが難しいためです。

 

ついにぎゃん泣き

15分たったところで、ついに息子がぎゃん泣きを始めてしまいました。

いつものこととはいい、周りの白い目が痛いです。

 

母親が抱っこするものの、こういうときの息子は手がつけられず、エビ反りになり抱っこを嫌がり、まるでドジョウすくいのドジョウのような状態です。

すると、保健師さんがやってきて、優しい声で「どうしたのかな?」と声をかけてくれました。

順番を早めてもらって、申し訳ないのですが息子から検診を受けることになりました。

 

いよいよ1歳半検診

ドキドキする思い出1歳半検診に挑みました。

保健師さんが絵本を見せて「これは何かな?」と質問すると、息子はさっきまで泣いていたので、まだイライラしているようでガン無視。

 

妻と2人して絵本に集中させるようにしても、とにかく目を合わせようとしてくれません。

今度は積み木を並べる検査をするものの、積み木を手に取った息子は、積み木を保健師さんに投げつけてしまいました!

 

これには驚いて、「こら!」と叱ってしまい、またギャン泣き・・・

もう検診どころではありませんでした。

 

身体検査は異常なし

次は身体検査です。

体重と身長をはかりますが、これは平均よりよい数値で、むしろちょっとぽちゃ気味でした。

僕も1歳半検診ではぽちゃだったそうで、体の発育はいいというのも、発達障害あるあるなのでしょうか。

 

お医者さんの検診

次はいよいよお医者さんの検診です。

日々の悩みや自分がADHDとLDであることなどを話し、今日の様子などを見てもらい話をしました。

 

するとお医者さんは「1歳半ではまだ診断はできませんが、発達障害の疑いはあると思います」と言って、2回目の検診をすることをすすめられました。

こうして1歳半検診は終わり、案の定、結果は濃いグレーで終わりました。

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息子と2人で公園へ

1歳10か月のころ、息子と2人で公園に遊びに行きました、

母親と一緒ではなく、2人だけで公園に遊びに来たのはこのときが初めてでした、

 

砂場で遊ばせていたのですが、ほとんど同い年の、月齢1歳8か月の女の子がきて、「一緒に遊ぼう」と声をかけてきてくれました。

まず、これが衝撃でしたね。

 

息子は単語すらまともに話せないのに、2か月年齢が離れている1歳8か月のこは、すでに2語の言葉を話せているんです。

さらに驚いたのは、ほかのこどもとコミュニケーションをとれるということです。

 

遊ぼうと誘われて、息子がとった行動はというと、ただぼーっとしていただけ。

ちらっと女の子のほうを見ていましたが、興味がなかったのかすぐ砂遊びにもどっていました。

 

女の子をガン無視

2人が砂場で遊んでいると、女の子が息子のスコップを「貸して」といってきました。

息子はというと、われ関せずという感じでガン無視です。

 

女の子がもう少し大きな声で「貸して!」というと、息子は大きな声が気に入らなかったのか、「わあ!」と大声を出して怒りをあらわにしました。

女の子はびっくりして、母親のほうへとんでいきました。

 

もう僕としては平謝りですよほんと・・・

妻から「公園で遊ぶのは、周りのこに気を使って大変だよ」とは聞かされていましたが、こういうことだったんですね。

 

事件は起きた!砂の城崩壊

女の子は砂場にもどってきて、もう息子に話しかけることなく、黙々と砂のお城を作り始めました。

息子はというと、その隣でとにかく穴を掘りまくったり、砂の山を作っては壊して遊んだりと、少し変わった遊び方をしていました。

そんな穏やかな時間が過ぎていたかと思って油断していたら・・・事件発生!

 

なんと、息子が自分の砂山を壊しただけでは飽き足らず、女の子が一生懸命作っていた砂のお城をパンチして壊してしまったのです。

女の子は泣くどころか「なにこいつ?」というような目で息子をにらみ、母親のほうも、「えっ?」という感じでした。

 

「お前、なにやってんだ!」と息子を怒ると、こんどはぎゃん泣き。

砂場で地団太を踏んで、砂つきまくりなのに泣き叫びます。

 

平謝りをしている途中で女の子は帰ってしまい、苦い思い出を作らせてしまいました。

やはりこれは発達障害の衝動のせいなんだろうなと、息子を叱る気持ちはあるものの、自分のADHDが遺伝したであろうことに、申し訳なさを感じました。


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