発達障害の女の子の特徴。個性的と思われて発覚しずらいケースが多い
2018/03/03
発達障害は一般的に女性よりも男性のほうが多いとされています。
調査によると男性の発達障害は女性の4倍はいるのではないかとされているのです。
それでも、ある専門家によると実際は女性の発達障害も少なくないというのです。
それは、女性のほうが発達障害が発覚しずらいという事情もあるようです。
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女の子の発達障害は特徴があらわれにくい傾向がある
女の子の発達障害が男の子に比べて見過ごされるという指摘は以前からあったようです。
実際には発達障害の女の子の実数は決して少なくないということですね。
それでは、どうして女の子の発達障害は見過ごされてしまうのでしょうか。
それは、ひとえに発達障害の特徴が男の子ほどはっきりとしていないということがあげられているのです。
ADHDの場合はどうなのか
発達障害の中でもADHDはどうでしょうか。
男の子の場合は幼児から落ち着きがなく、多動性の傾向が出る場合が多く、言葉よりも手が出やすいという傾向があります。
過去では「乱暴」というように捉えられがちだったのが、現在では発達障害という括りに入っているのです。
特徴的であるとか個性的であると捉えることもできるでしょう。
女の子の場合はどうかと見てみるとそういった傾向が見られず、多動性や衝動性が「おしゃべり」であるとか「いつも予定がいっぱいで忙しい」といいった特徴となってあらわれるのです。
「予定がいっぱい」というのは、言い換えればじっとしていられないという落ち着きのなさを表しているのですね。
幼児期や小学生のころはおっちょこちょいや楽しい女の子と言うことで済んでいることが多いのです。
男の子と女の子の脳の働きはすでに幼少期のころから決まっているとされています。
これはある専門家の話ですが、男性の脳は理系傾向であり理詰めで考えることが多くなるのに対して、女性の場合は共感を求める言わば文系の傾向があるとしているのです。
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個性的であるからこそ見過ごされてしまう
幼少期から小学生にかけて女の子が個性的であるということは、男の子に比べて言語能力が高いことがあげられています。
これは、言葉を換えるとコミュニケーション能力が高いということになるのです。
それゆえに個性的であるということで、発達障害とは認識されずに見過ごされてしまうということです。
女の子の場合は特に社交性が高いですから、それがあだになってしまうということでしょう。
発達障害と一言でくくってしまうにはその範囲は広く、何が正解で何が間違っているのかこれは現在においても試行錯誤している状態であるのは間違いないところですね。
ADHDとは違ってアスペルガー症候群というものがあります。
これは、人間関係そのものが築けない症状となるのですが、女の子の場合はコミュニケーション能力が男の子よりも高いため、幼少期から小学生の頃はある程度の社会性を保つことができるのです。
しかし、それが反対に成人になってから困ることが多くなってくるのです。
私は男性で、女性とは違った意味になりますが、幼少のときから大学生になるまで発達障害ということを自分自身分からずに過ごしてきました。
男性でも女性のように子どもの時に発達障害とはわからないまま大人になってしまうこともあるのです。
それでも、最近は良いのか悪いのかわかりませんが、できるだけ早期に発達障害かどうかを見極めるような風潮が高くなっているような気がします。
それが、成人になってからあるいは社会人になってから困らないようにするという性格のものであるのは理解できるのですが、子どもに発達障害であることを植え付けるのも考えものという気がします。
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