実践すれば必ず治る発達障害の治療法。順番にそって実行しよう
発達障害は治らない障害だとされていますが、ADHDとLD学習障害の僕が思うのは、それは間違いだということです。
確かに、完璧に治ることはありませんが、ほとんどその症状を忘れるくらい、仕事や日常生活に支障をきたさないほどに治すことはできます。
そこまで到達するのは長い道のりでしたが、ポイントをおさえれば難しいことはありません。
正しい知識を身につけ、努力して実践していくことで、必ず発達障害は治ります。
今回は、僕が今でも続けている、効果のあった発達障害の治療法をご紹介します。
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仕事ができるようになった発達障害の治療法
僕はADHDとLD学習障害ですが、発達障害に関する世界中の論文と本を読み漁り、自分なりに解析しじっせんすることで、ほぼ、仕事や日常生活に支障ないほどの完治しました。
LDについては、やはり人が書いた文字は時間をかけないと読めないですが、書籍やパソコンで表示されている文字はすらすら読めます。
これから紹介する発達障害の治療法は、僕が研究し実践した、独自のブレンド治療術です。
やり方にはポイントがあり、2つのポイントを必ず守って実践してみてください。
・食事療法をメインに考える
・順番通りに実践していくこと
この2つのポイントを踏まえて治療していけば、発達障害の症状はかなり改善が期待できると思います。
①食事療法
まずは発達障害の治療でもっとも大切な、「食事」の改善です。
これから運動や脳のネットワークを広げるトレーニングをしていきますが、それらをするには、最適な食事をとり、必要な栄養素をとっていることが不可欠です。
発達障害は必要な栄養が足りていないので、症状が悪化することが分かっています。
それも、健常者の人が必要な栄養とはことなるので、正しい栄養をとることが必要です。
脳に必要な栄養がいきわたり、脳神経が作られる状況にセットアップして、はじめてトレーニングが身を結びます。
まずは本で栄養の勉強をしよう
発達障害の子どもが変わる食事 (青春新書INTELLIGENCE)
まずは「発達障害の子どもが変わる食事」の本を読んでください。
子どもとありますが、大人でも効果があります。
著者のジュリー マシューズさんは、アメリカで発達障害の栄養学者として、長年研究を続けてきました。
すると、発達障害の症状、イライラや不注意、衝動性といったものには、「食べ物」が関係していることが分かりました。
そこで、その足りない栄養をおぎなうと、症状が緩和されることを発見したのです。
例えば、発達障害の腸のなかには、有害な菌がはびこっていて、お腹が膨れていることが多いそうです。
その有害な菌を排出させるには、オメガ3、マグネシウム、亜鉛とサプリメントをとらなくてはなりません。
そのような、食事療法には欠かせない、目からうろこの情報がぎっしり書かれています。
②運動機能を刺激しよう
発達障害はほとんどの場合、なんらかの運動機能障害があることが多いです。
サッカーやバスケットボールなど、運動自体ができなくて、運動音痴というわけではありません。
体の機能を使うことが下手ということです。
発達障害だと、運動機能の3つに問題があるとされます。
・触覚 手や足で触れて感触を知ること
・固有覚 筋肉を伸ばしたり縮小させたり、腕を曲げたり伸ばしたりする
・平衡感覚 傾いた状態の均衡をたもつこと
発達障害は、この感覚が鈍いとされており、この3つの運動機能を刺激することで、集中力やイライラの改善につながります。
3つの感覚を取り入れるための運動は、以下のような運動があります。
・トランポリンで飛び跳ねる
・ブランコで大きく揺れる
・歩きながら縄跳びをする
・平均台のうえでジャンプする
このような、3つの運動機能を同時に刺激することが大切です。
自宅で手軽にできるトランポリン運動
僕はトランポリン運動を、治療とダイエットを兼ねて、毎日10分間飛び跳ねています。
RIORES (リオレス) トランポリン 102cm 耐荷重110kg 家庭用 (ブルー)
これは大人でも安全に飛び跳ねられるトランポリンです。
折り畳みできるので、使用しないときは隙間にはさんでおけば場所も取りません。
とくに効果的なのが、朝にすることです。
学校や職場に行く前に運動機能を刺激することで、その日イライラすることなく、集中して業務にあたることができます。
トランポリンをした日としない日では、確実に差があるのがわかります。
運動強度としてはたかいので、最初は3分を目標にして、じょじょに10分を最終目標に飛んでみましょう。
ジョギングするように、歩きながら飛び跳ねるのもおすすめです。
③脳のトレーニングをする
食事療法、運動機能向上ときたら、つぎはいよいよ脳のトレーニングです。
食事療法と運動機能のトレーニングは、いわば準備運動で、この基礎を整えてから、脳のトレーニングをすることで効果を発揮できます。
①②を飛び抜かして、脳トレをしても効果は得られないので、めんどうでもちゃんと①②はして、それも続けてくださいね。
脳のトレーニングには、いろいろな方法があります。
脳神経を刺激して、新たな神経回路を作るので、頭をしっかり動かす必要があります。
じっさいやってみると、これが一番きついところだと思いますが、きついぶん頭がどんどん爽快になってきて、モヤがかかっていたのが、晴れていく感じを体感できます。
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Nバック課題
Nバック課題はきついのでおすすめはしたくないですが、発達障害治療として、さけては通れない道です。
Nバック課題は記憶量が上昇し、計算する力や読解力があがる、流動性知能が向上するとされています。
認知機能にも効果があるとされ、認知症予防にも使われているトレーニングです。
僕は毎日、昨日よりも少しでもレベルアップを目指して、毎日10分取り組んでいます。
・N’バック
・N’Backバタフライ
・フェルマー 数字を記憶する脳トレゲーム
アプリでは上記が有名です。
課金しなければどれも無料でダウンロードしてトレーニングすることができます。
音読
音読は脳にダイレクトな効果があり、脳の血流がよくなり、アンチエイジングの効果があります。
音読をするときは、脳の前頭葉が刺激されるので、前頭葉の動きが弱いとされる発達障害にはぜひ取り入れたいトレーニングです。
また、幸せホルモンのセロトニンと、眠くなる効果もあるので、夜寝る30分前に音読するのがおすすめです。
音読する本自体は、読みたいもの、好きな本などなんでもOKです。
ぼそぼそとしゃべるのではなく、はっきりと発音し、意味を考えながら音読するのがポイントです。
会話してワーキングメモリーを鍛える
短期記憶力をつかさどる「ワーキングメモリー」は、話した人の会話を覚えながら、考えて自分の意見を発言するという機能です。
発達障害は、会話が苦手なため、会話自体を避けて、このワーキングメモリーが老化しているという説があります。
例えば、ひきこもりの人が数年ぶりに人と話すと、言葉が出てこないという感じです。
そのため、独り言やロボットとではなく、生身の人と会話するということが重要になります。
また、その言葉が外国語なら、ワーキングメモリーを鍛える効果は倍になります。
2か国語を話すバイリンガルは、脳が発達しているというデータがあり、ワーキングメモリーが高いということが分かっています。
言葉自体は、英語でもフランス語でも中国語でもなんでもいいので、レッスンに参加してみるといいです。
僕は会社でのスキルアップも目指して、週に1回英会話教室に通っています。
本物のアメリカ人と話すことは脳を刺激し、ワーキングメモリーが活性化していることが体感としてわかります。
他にもあるトレーニング法
他にも、発達障害の脳トレは、折り紙や自律神経ストレッチなどがあります。
詳しいトレーニング方法は「何十種類も試した中でADHDに効果があった訓練方法ベスト3」をご覧ください。
筋トレ
いよいよ発達障害を治すためのトレーニングも最終段階です。
最後は、脳と体を若々しく保ち、やる気をアップさせるための筋トレです。
筋トレは脳にセロトニンとエンドルフィンをだし、幸福感を高める効果があります。
そして発達障害にもっとも有効なのが、筋トレは脳に新しい血管を形成する作用があるということです。
神経伝達物質がうまく機能していない発達障害には、新しい血管が作られるということはとても重要なことです。
また、筋トレは前頭葉にも作用し、集中力を高める効果があります。
さらに、脳の神経伝達であるシナプスの成長を助け、シナプスの数と量が多くなることがわかっています。
発達障害はもともと筋肉が少ないという特徴もあるので、筋トレは欠かせないトレーニングといえます。
筋トレは週に2~3回でいいので、筋肉痛が治ったらやるくらいの意識で行いましょう。
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