発達障害で生きていく。

ADHD優位のアスペルガーで、LD学習障害もある35歳のおっさんです。息子も遺伝して発達障害です。文献を読み漁り、発達障害は限りなく完治に近い、治すことができると確信しました。このサイトは、治す情報など、発達障害のさまざまな情報を発信していきます。

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発達障害のぼくが参考になった厳選の良書おすすめ5冊

   

発達障害をなんとか治療・克服したいと、関連する書籍はいろいろ読み漁りました。

本のなかには、「発達障害は仕方がない、長所をのばしていこう!」というふうに、内容が具体的でなく、投げやりにもとれる本も多いです。

そんな本は読まなくていいので、読んでこれはためになると思った、厳選した良書をご紹介します。

大人の発達障害に関しての本と、こどもの子育てに関する本を紹介します。

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ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本


ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本

 

對馬陽一郎著者の「ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本」。

著者の對馬陽一郎さんは、発達障害のひとの職業訓練施設で、先生をしているかたで、経験と実績をともなっている方の本です

この本のテーマは、発達障害で生じる仕事でのできないことに対して、具体的な解決方法を紹介しています。

 

仕事でクビになり、転職を繰り返しているころにこの本に出会い、いまこの本に書かれている訓練をじっせんして、今の仕事にはもう3年就いています。

主に事務作業に焦点をあてていますが、パソコンを使用したり、電話でのメモの取り方など、具体的にどうすればいいかが書かれています。

 

とくに参考になったのが、発達障害をあつかった専門の本でも、「発達障害はこうすればいい」とひとくくりにされるような内容を、この本は「ASDはこう。ADHDはこのやり方で」と、細かく分類していることです。

それぞれに特徴があるので、ベストなやり方が異なるのは当然のことなんです。

 

ほかにも症状別に仕事を助けてくれるアプリの紹介やダウンロードの方法まで、仕事に関してはこれまでなかったほど具体的な指南書といえます。

「ADHDだから、ASDだから仕事でケアレスミスするのは仕方ない」という意識がかわる本です。

仕事でミスや同僚や上司とのコミュニケーションに困っている発達障害の人は、ぜひ何度も読み返すべき必読本です。

 

「大人のADHD」のための段取り力


「大人のADHD」のための段取り力 (健康ライブラリー)

 

仕事でもプライベートでも、目標を達成できない、目標を達成するための集中力がなさすぎると悩んでいたとき出会った、大人のADHDのための本です。

ADHDは集中力が持続せずに、片付けしたり、段取りして物事をすすめることができません。

 

そんな苦手が、この本ではどうすれば目標を達成できるようになるかの、「段取り力」をつける方法が書かれています。

「ADHDは、目の前にあることだけに集中して、それが1つの点となっている。点がひとつひとつ分散してあるため、持続性がない」という言葉が、ADHDの特性をうまく表していると思いました。

 

苦手な「時間の管理」「ものの管理」「プランニング」「記憶の補強」「持続力」の5つの課題にわけて、どのように訓練すればいいのかが書かれています。

仕事でミスをなくしたい、段取り力をあげて彼女を作りたいなんてADHDの人におすすめの本です。

 

自閉症スペクトラム 10人に1人が抱える「生きづらさ」の正体

発達障害の本としては異例のベストセラー本で、著者本田秀夫が、数千人の自閉症スペクトラムを見てきたデータから紹介している本です。

自閉症スペクトラムを理解する、理解している本としては、これがもっともベストな本だと思います。

 

自閉症スペクトラムは強いこだわりがあり、それを周囲は理解してくれない。

言えば「我がままだ、幼稚だ、大人になりなさい」と言われるのはなぜか?

それは当たり前の意見ではあるけれど、そのような意見を言うひととは、そもそも相性が悪いのだという意見にはっとさせられました。

 

自閉症スペクトラムは、基本的にまじめで平和主義で、こだわりが強いために周りとの間に壁を築いてしまう。

しかし、少し周囲が理解してくれれば生きやすく、楽なものになるということが書かれています。

 

自分がおかしい、自分が悪いんだというループ感情に陥るよりは、まずこの本をよんで、自閉症スペクトラムとは何かを理解することをおすすめします。

また、この本は自閉症スペクトラムの周りの友人や家族にも読んでほしい本です。

 

発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ


発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ (健康ライブラリー)

 

発達障害のこどもの育児本としては王道の、shizu著者の「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」。

ぼくの親もこの本を読んでいてくれれば、ぼくももっと生き生きとした人生をおくれていただろうに・・・と、思ってしまうほど素晴らしい育児書です。

八達障害のこどもは、ミスをすることや褒められることが少なく育つので、必然的に自己肯定力が低くなります。

 

そこで、注意をするときは「だめ」と教えるのではなく、「こうしたほうがいいよ」と言いかえる。

できないことを叱るのではなく、できることを褒めるということが、4コママンガを通して分かりやすく書かれています。

 

こどもに何度言ってもできないとき、イライラする親の気持ち。

そんな気持ちさえも、この本は理解して、そんなときどうすればいいのかを指南してくれます。

発達障害やグレーゾーンの子どもをもつ親に、ぜひおすすめの良育本です。

 

発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法


発達障害&グレーゾーンの3兄妹を育てる母の毎日ラクラク笑顔になる108の子育て法

 

フェイスブックで公開された「声かけ変換表」で一躍わだいとなった、著者の大場美鈴さんの発達障害の育児本です。

大場さんは発達障害とグレーゾーンの子ども3人を育てているお母さんですが、その子育ての大変さに、「どうにか子供にわかりやすく伝える方法はないか」と試行錯誤されていました。

 

そんな日々から生み出されたのが、「笑顔でラクラクに子育てできる」という方法。

その魔法のような方法が、この本には惜しみなく伝授されています。

 

発達障害のこどもの育児本は、この本と上記で紹介した「発達障害の子どもを伸ばす魔法の言葉かけ」の2冊を読めば十分だと思います。

たくさんの育児本を読むより、この2冊の内容をじゅうぶんに理解し実践することが、発達障害の子どもとうまく接するのに役立ちます。


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