発達障害で生きていく。

ADHD優位のアスペルガーで、LD学習障害もある35歳のおっさんです。息子も遺伝して発達障害です。文献を読み漁り、発達障害は限りなく完治に近い、治すことができると確信しました。このサイトは、治す情報など、発達障害のさまざまな情報を発信していきます。

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発達障害のADHD、自閉症、アスペルガー、LDの障害別割合まとめ

   

発達障害は、年々その認知度が広まっていますが、じっさいに日本中に何人くらいの割合で存在するのでしょうか?

僕はADHDの発達障害ですが、小学校のクラスを思い浮かべてみると、僕のようにあやしい人は2~3人いたなという感覚です。

今回は、そんなぼんやりした感覚を、数字というデータでご紹介します。

発達障害は日本に何人くらいの割合でいるのか、発達障害が増えているって本当?というところまでご紹介します。

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発達障害児は6.5%の割合

文部科学省のデータより

発達障害児の割合 6.5%

 

小中学生のこども5万人を対象に調査したところ、発達障害と思われるこどものわりあいは6.5%とでました。

これは、普通学級のこどもを対象とした調査なので、特別支援学級のこどもの人数と合わせると、もっと高い数値になると予想されます。

 

しかし、このデータはあくまで発達障害の症状と似ていると、先生が判断したものなので、お医者さんが判断したものではありません。

そのため、じっさいのところは、6~8%あたりが発達障害の可能性があると思われます。

40人クラスに2~3人の割合で発達障害のこどもがいる感じですね。

 

発達障害の内訳

LD学習障害の割合 4.5%

ADHD注意欠陥 多動性障害 3.6%

知的障害のない高機能自閉症 1.6%

 

症状が併発している場合があるので、合計数は6.5%にはなりません。

以外にも、LD学習障害が多いのが印象的でした。

 

LDはそれほど多くい印象でしたが、数字としてみると発達障害のなかでは高い割合になっています。

LDは本人が隠すパターンが多く、読めないのに読めるふりをして、工夫してなんとか乗り切っている場合が多いです。

 

(それでも「行きました」を「行きます」というふうに読んだり、ボロが出ることは多いですが)

僕がLDで隠しながら学校はおくっていたので、ほかにもそんなにいるとは知りませんでした。

だいたい、勉強ができないやつで終わってしまうのかもしれません。

 

クラスに2~3人

僕も発達障害ですが、小学校時代を思い返してみると、もう一人発達障害らしき人がいました。

発達障害の半分以上に見られる特徴の、偏食の偏りがすごいタイプの人でした。

 

からあげ、ポテトチップ、麺類しか食べれないという、極端な偏食家で、給食はほとんど食べることができませんでした。

僕の時代はまだまだ発達障害の認知度も低く、先生も厳しかったので、いつも給食の居残りをさせられていてかわいそうでした。

ほかのクラスでも、僕みたいに授業中にとつぜん大声をだしたり、歩き回ったりする人がいたので、この6.5%という数字は的を得ていると思います。

 

関連
「発達障害の偏食チェックリスト。タイプに合わせたレシピと改善方法」

 

ASD 自閉症・アスペルガーの割合

ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)の割合 1.5%~2.64%

これはアメリカと韓国のイェール大学による調査のデータです。

1クラスに0.5人~1人いるという割合になっています。

 

ASDの統計精度は年々増しており、10年前はASDは150人に1人程度の割合でしたが、現在は68人に1人と、2.3倍ほどに増加しています。

これほど増加するとなると、10年後はもっとASDが発見され、多くなる可能性があります。

 

男の子のほうが女の子より割合が高い

アメリカの調査で、女の子のASDは189人に1人の割合で、男の子は42人に1人の割合になっています。

男の子のほうが、女の子より4倍も高い割合となっています。

 

この原因は、男女の脳の機能の違いにあるといわれています。

そのため男性の自閉症の研究はすすんでいますが、女性の自閉症の研究は遅れているというのが現状です。

いま分かっている情報だと、2015年の自閉症の論文で、女性の自閉症は、「CTNND2」の遺伝子の異常がある場合が多いそうです。

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ADHD 注意欠陥 多動性障害の割合

DSM-Vという国際基準の米国精神学会では、ADHDは5%という発表がされています。

しかし、アメリカ政府の発表では、ADHDは11%と発表されています。

 

先のデータで紹介した、日本のADHDのこどもは3.6%という数字と照らし合わせると、11%というのは高すぎるきがします。

なぜここまで開きがでたのか考えると、アメリカのこどもは奔放すぎて、ADHDのような症状が出やすく、先生が勘違いするのかな?と思いました。

しかし、日本のデータもまだまだ遅れがあるので、実際は5~8%ほどが適切な数字なのかなと思います。

 

男性のほうが3~5倍多い

ADHDは男性のほうが女性より多いとされていて、その差は3~5倍ほどだとされています。

また、男性のほうが症状がでるのもわかりやすく、8歳から確認ができます。

女性のほうは、12歳くらいから症状がではじめ、その差が4歳ほどはなれています。

 

イギリスのADHDは17%

1991年のイギリスのデータですが、ADHDの割合は17%と、かなり高確率の割合になっています。

ちょっと多すぎる気がしますが、これはイギリスの学習環境や習慣などが関係しているのかもしれません。

 

LD学習障害の割合

LD学習障害 3.2%

カナダのデータによると、LD学習障害の割合は3.2%となっています。

日本の4.5%という数字からも似ているので、これは信用がおけそうな数字です。

 

LDも男性のほうが4倍多い

発達障害は男性のほうが多いとされますが、やはりLD学習障害においても、男性のほうが女性より4倍高いというデータがあります。

LDは、中枢神経の機能に問題があり、それで文字が読めなかったり、数字の意味が理解できないなどの症状がおきるという説が有力です。

 

発達障害は今後増えていく

発達障害者は、これからもっと増えていくと予想されています。

じっさい、発達障害の調査をはじめた1993年から比べると、現在の発達障害児は9万人の、7.4倍に増えています。

 

これは発達障害の認知度が広まり、精度が高まったというのが一番の理由です。

もう1つの理由として、発達障害が生まれやすい環境があるということです。

 

発達障害になる明確な原因はわかっていませんが、ワクチン接種やサプリメント、空気汚染の害など、母体の影響による影響が考えられます。

これらは年々増えているので、発達障害もそれに比例して増加するのではないかと危惧されています。

日本と外国では発達障害の割合のデータに差がありますが、これは測る上でのミスなのか、あるいは国により発達障害が生まれやすい土台があるのか、疑問視するところです。


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