発達障害で生きていく。

ADHD優位のアスペルガーで、LD学習障害もある35歳のおっさんです。息子も遺伝して発達障害です。文献を読み漁り、発達障害は限りなく完治に近い、治すことができると確信しました。このサイトは、治す情報など、発達障害のさまざまな情報を発信していきます。

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発達障害に二次障害はつきもの!なぜうつ病や不安障害は起きるのか?治療法など

   

発達障害に二次障害はつきもので、軽度であれ何らかの二次障害がある人は多いです。

ぼくもADHDとLD学習障害ですが、うつ病は1年わずらって退職経験があり、軽度の不安障害も抱えています。

発達障害のもつ特性が、二次障害を引き起こしやすくしてしまうとされています。

今回は、発達障害の二次障害とはどんなものがあるのか、治療法などについてご紹介します。

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うつ病

うつ病は気分が落ち込み、1日中憂鬱な気分が続き、体がだるい、頭痛やめまいなど、身体的な症状が伴う精神病です。

発達障害の二次障害として、うつ病は強く関連性があるとされています。

 

1998年のGhaziuddinの研究では、アスペルガーの15%~37%に、うつ病の傾向がみられるというデータがあります。

うつ病患者も調べてみると、そのじつに2~3割の患者に、発達障害の疑いがあるとされています。

発達障害のうつ病は、年齢を重ねるごとに増加し、症状も重くなっていく傾向にあります。

 

発達障害のなかでもLD学習障害のうつ病率は高いとされています。

原因は、LDは知的障害をともなわず、また周りの空気も読めることから、障害のことを周りと比べてしまい、落ち込んでしまいうつ病になりやすいという背景があります。

そのため、IQが高く、周りの目を気にする発達障害ほどうつ病になりやすいという傾向があります。

 

うつ病になった26歳のころ

うつ病は自己肯定感が低いとなりやすいとされますが、発達障害は褒められることが少ないので、必然的に自己肯定感が低くなりがちです。

僕の親も、「発達障害?なにそれ?」という親なので、子どものときは叱られてばかりだった記憶があります。

 

そんな自己肯定感が低い僕、26歳の仕事が忙しい時期にうつ病になりました。

急に体に力が入らなくなり、頭痛、吐き気、めまいが起きたと思ったら、うつ病特有の症状、気分の落ち込みがあったことで気が付きました。

 

その後1年病院に通ってうつ病はよくなったものの、発達障害、とくに僕はLDですが、うつ病になりやすいというのは事実だと実感しました。

二次障害としてうつ病になりやすいというのは知っていて、多少気を付けていたものの、ストレスはどうしようもないですね。

 

うつ病が治った方法

症状としては中度くらいのうつ病になってしまったので、朝起きられずに仕事は休職するしかありませんでした。

うつ病の原因が仕事ということもあったので、休職したのち退職して、うつ病を治すために時間をたっぷりとりました。

 

生活資金は、傷病手当金がでたので、給料の67%が最長1年6か月受けられることになったので、なんとかなりました。

うつ病中はどこにも行けないので、食費と病院代くらいしかかかりませんからね。

 

治療法のメインは、病院での治療です。うつ病はとにかくすぐ病院にかかることをおすすめします。

うつ病が回復してきたころから、体が楽になる時間ができてきたので、気持ちの整理のためカウンセリングも受けました。

 

カウンセリングで気持ちが軽くなってきたころから、軽い運動ができるようになり、昼間日光を体に取り組むためウォーキングしたり、うつ病に良いとされる魚を主な食生活にしたりと改善をしていきました。

そんな生活を1年続けて、ようやく別の会社に就職し、社会復帰することができました。

 

強迫性障害

強迫性障害は、普通の人なら気にないことが気になり不安を感じ、コンロの火を消したかどうか何度も確認したりする障害のことをいいます。

無意味だと自分でわかっていても止められずに、安全かどうか何度も確かめたいという気持ちに強迫される症状があります。

 

発達障害は「こだわり」を強くもっている場合が多く、そのこだわりから強迫性障害に発展していくケースがあります。

たとえば、ドアのカギを閉めたら一度確かめないと家から出ないというこだわりがあれば、少し歩いた後に「あれ、さっきドアを閉めたっけ?」という、軽い気持ちからエスカレートしていきます。

 

何度もその考えが浮かぶようになり、確かにカギを閉めたことが分かっていても、カギを閉めたか確かめるという行動を起こさないと、どうしても安心できないという状態になります。

強迫性障害は、とくにASDに多くみられる傾向があります。

 

ブレーカーを落として家を出る事態に

僕は幸いなことに今の時点で強迫性障害はありません。

発達障害のASDの友達に、軽度の強迫性障害を発症した女性がいました。

 

症状としては、コンセントからの発火が気がかりで、電気を消したか何度も確認しないと出かけられないとのことで、最終的にはブレーカーをすべて落とすようになったそうです。

もちろん、ブレーカーを落としたかは10回は確認していたそうです。

冷蔵庫も使えなくなるため、どうにか治したいと、カウンセリングと並行して、行動療法を試したところ、それで改善されたそうです。

 

彼女の強迫性障害の治療方法

そもそも、彼女が強迫性障害が強くなった原因が、猫を飼い始めたことだったそうです。

猫が家にいる→火事が起きないか心配→コンセント発火が心配→ブレーカーを落とすしかない。という行動に発展しました。

 

そのため、猫が安全であるという心配がなければ、強迫性障害が落ち着くはずだと考えました。

そこで、一人暮らしから実家にかえり、専業主婦のお母さんに猫のことと家のことは任せたそうです。

 

すると、家にはお母さんがいるから大丈夫。という気持ちになり、ブレーカーを落とすこともなく、確認行動も徐々に減ってきたそうです。

最終的には、カギをかけ忘れて出かけるまでに回復したそうですが、カギはかけなくちゃいけませんね。

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反抗挑戦性障害・行為障害

反抗挑戦性障害・行為障害とは、他人の権利を侵害し、手をあげたり物を盗んだり、社会的ルールを破るような症状のことをいいます。

発達障害といっけん関係なさそうな、性格のせいだろうと言われるかもしれませんが、じつは密接な関係があります。

 

発達障害はこどものころから周りとうまく関われず、友達ができなかったり、ときにはいじめをうけたりします。

自己肯定感が低くなるため、社会に対して恨みに似たような感情を抱き、反社会的行動をとるようになります。

 

また、そのとき助けてくれる友達や、気持ちを理解してくれる家族がいないと、悪い感情はどんどん膨らみます。

発達障害の多くは感情のコントロールが苦手で、自分では制御できない面もあります。

そのため、怒ったときなどは自分でもなにをしているかわからないほど暴れて物や人を傷つけたり、ルールを平気で破ったりします。

 

よく分からないイライラがある

僕の場合も、行為障害と呼べるまでではないですが、強い反抗期みたいなものはありました。

ふつう反抗期は中学生~高校生の思春期の時期におとずれますが、発達障害は成長が遅いため、反抗期も遅いことが多いです。

 

ぼくは20歳くらいのころ、自分でもよくわからないイライラを感じており、親に暴言を吐いたりしていました。

ふとしたことで頭に血が上って、友達に頭突きをしてしまったり、社会に対しての怒りを感じていたように思います。

僕の場合、社会人になってから良い友達や尊敬できる上司と出会い、仕事を頑張ることで、社会に対する孤立感は薄くなり、行為障害は少なくなったと思います。

 

反抗挑戦性障害・行為障害の治療法

反抗挑戦性障害・行為障害の治療は、主にカウンセリングとトレーニングになります。

まず第一に、本人が反抗挑戦性障害・行為障害をしていることを自覚して、これは障害なんだと認識し、治したいと思う気持ちが大事です。

障害にすら反抗しているうちは、治療はできない状態です。

 

カウンセリングをして今の気持ち、子どものころ感じた不公平感や不満などのどろどろした感情を吐き出し、自己肯定感を高めていく。

また、反社会的行動をしなかったとき、自分の気持ちを理解したり、家族に褒めてもらうなどのトレーニングが有効です。

 

不安障害

不安障害とは、漠然とした不安感や恐怖を感じ、パニックを起こしで電車に乗れなくなったり、日常生活に支障をきたす症状のことをいいます。

発達障害は強いこだわりがある場合が多く、また感覚がびんかんで、小さな音でも聞こえたり、肌に触れるものに異常に反応したりします。

 

そのような特徴から、不安感が強くなり、普通の人には聞こえないような小さな物音でも、「あの音はなんだろう?」と気にしてしまいます。

その、普通のひとには分からない体のするどい感覚が、逆に不安を増長し、ささいなことでも不安や緊張を感じるようになります。

 

発達障害は、大人になるにつれて症状が軽減する場合もありますが、不安障害は逆に、大人になるにつれて増長するという特徴があります。

そのため、発達障害は収まっても、二次障害である不安障害が大きくなると、生活の大変さはより強いものとなります。

 

ADHDは不安障害になりやすい

僕は軽度ですが、不安障害があります。

一時期薬を飲んでいて、今は飲まなくても生活できるほどに改善しました。

 

ADHDの特徴から、ぼくは感覚が過敏で、音や空間に対して敏感です。

そのため、電車にのったとき音と人の込みようで、汗がだらだら出てめまいがして、目的地の駅までたどり着けませんでした。

 

発達障害の主治医に相談すると、やはり二次障害の不安障害であると診断されました。

「発達障害は二次障害と隣り合わせ」なんて言葉がありますが、やはり不安障害は発達障害だからなりやすい面があると思います。


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