5分でできる子どもの発達障害の種類がわかるチェックテスト
子どもが発達障害かもしれない。でもそうじゃないかもしれないし、そもそも発達障害でも何の種類になるのか分からない。
子どもにそんな疑問を感じたとき、親ならだれでも不安になります。
今回は、病院に行かずとも自宅で簡単に発達障害のチェックができる、子ども用の発達障害テストをご紹介します。
小学生、中学生、高校生の子どもに適用できるテストです。
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知能検査テスト
発達障害を判定するには、通常「WPPSI」「WISC-Ⅲ」という知能検査を病院で受けることになります。
IQの言語性、動作性、全検査。
郡指数の言語理解、知覚統合、作動記憶、処理速度。
この結果にばらつきがあれば、発達障害であるという診断がくだされます。
知能検査は時間と保険適用ですがお金がかかるため、まずは簡単なチェックからしてみましょう。
5分でできる、子ども用の簡単なチェックです。
子ども本人がチェックしてもよいですし、親がしてもOKなテストです。
5分でできる発達障害テスト
発達障害であるかをチェックする、3種類のテストになります。
当てはまるか、当てはまらないかをYES、NOで答えて、YESの数が何個あるかを紙に書いていてください。
チェックテストのなかには、「おしゃべりである」「口数が少ない」など、いっけん真逆な問いがあります。
発達障害は、その人によって症状が真逆のものが出ることが特徴的で、おしゃべりな人も寡黙な人もいます。
そのため、どちらかに当てはまれば、その一方にチェックを入れてください。
発達障害チェックテスト①
1.好き嫌いが多く、偏食である
2.初めて食べる料理や食材を嫌がる
3.漢字が好きで、平仮名を書きたがらない
4.国語の登場人物の気持ちを想像するのが苦手
5.場の空気が読めずに、思ったことを口に出してしまう
6.関心がないことには一切興味を示さない
7.好きなことは飽きない
8.おしゃべりが苦手で、口数が少ない
9.自分が興味があることを相手におかまいなく、自分のペースで話す
10.こだわりが強く、とことん貫く
11.音や光、皮膚感覚に敏感で刺激を嫌がる
発達障害チェックテスト②
1.授業中、席を立つことがある
2.貧乏ゆすりをする
3.何度注意しても、忘れ物を週に2回以上する
4.部屋が散らかっていて、注意しても片付けができない
5.好奇心旺盛で、興味があることをつぎつぎに発見するが飽きっぽい
6.静かな時はぼーっとしていて、人の話を聞いていないように見える
7.衝動的で、だめだと分かっているときでもやらずにはいられない
8.漢字の書き取りなど、同じ作業を一定時間することができない
9.耳が異常によく、小さな音でも敏感に反応する
10.宿題をしたあと、明日の準備をしてなど、段取りをして行動することができない
11.なにかしていても、別のことに気が取られ他のことをしてしまう
12.好きなことに異常な集中力を発揮する
発達障害チェックテスト③
1.得意な教科と不得意な教科の差が激しい
2.文字が二重に見えたり、回転して見える
3.教科書の文字は読めるが、黒板の文字は読めない
4.本は読めるが文字が書けない
5.数字や数式の意味が理解できない
6.手先が不器用で、えんぴつを持つなどが苦手
7.文字の発音が間違っている
8.文章が日本語として正しくなく、文字を忘れたり置き換えたりしている
9.足し算を手を使って計算する
10.足し算やかけ算など、簡単な繰り上がりが分からない
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発達障害テストの結果発表
①ASD 自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群
YES 3個以上・・・少し疑いあり
YES 5個以上・・・疑いあり
YES 7個以上・・・病院で検査を受けましょう
②ADHD 注意欠如多動性障害
YES 3個以上・・・少し疑いあり
YES 5個以上・・・疑いあり
YES 7個以上・・・病院で検査を受けましょう
③LD 学習障害
YES 2個以上・・・少し疑いあり
YES 4個以上・・・疑いあり
YES 6個以上・・・病院で検査を受けましょう
これは簡単なチェックです
上記の発達障害テストは、発達障害である、
・ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)
・ADHD(注意欠如多動性障害)
・LD(学習障害)
の簡単なチェックです。
そのため、当てはまった箇所が多かったからといって、必ずしも発達障害であるというわけではありません。
このテストで気になる結果が出たなら、一度専門機関にいって検査を受けてみることをおすすめします。
医療機関での検査
ちゃんとした専門機関で発達障害を調べたい場合は、以下の医療機関で知能検査を受けることができます。
・精神科
・心療内科
・小児科
・神経小児科
・児童精神科
知能テスト
・「WPPSI」 3歳10か月~7歳1か月
・「WISC-Ⅲ」 6歳~16歳11ヶ月)
この知能検査が一般的で、発達障害の有無のほかにも、IQがわかったり、その子にあわせた指導方法が発見できます。
得意な分野もわかるので、長所や才能をのばすことにもつながります。
ADHDの子ども場合、衝動性から検査自体をしっかり受けられなかったり、早く答えようとして、本来だせるはずの点数より、結果が悪くなることがあります。
そのため、もう少し大きくなって落ち着けるようになってから受けなおすと、結果の数値がぐんと伸びることがあります。
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