発達障害の2歳児にみられる14の特徴。療育で完治を目指そう
発達障害は、たとえ赤ちゃんでもよく見れば、その特徴を表しています。
2歳でも、正式な診断を下すのは難しいですが、定形発達のこどもと比べると、独特な特徴は見受けられます。
今回は、発達障害の2歳児に見られる特徴と、2歳児の療育についてご紹介します。
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発達障害の2歳の特徴チェック
・同じ年頃の友達と一緒に遊ぶことができない
・友達と一緒でなくても、砂場などの同じ場所で遊べない
・同年齢の子どもと比べて言葉の成長がおそい
・「ママ」など、話せていたのに話せなくなって消えた言葉がある
・こどもが遊んでいるとき「こっちを見て」というしぐさを見せる
・しかし視線をあわせようとすると、わざと目をそらす
・おもちゃを正しい遊び方で遊べない。車を走らせて遊ぶのではなく、積み木のようにして遊ぶなど
・おもちゃで遊ぶというより、おもちゃそのものに興味がある
・ママの居場所を気にしたりしないで、1時間以上テレビに集中しすぎている
・物まね遊びをしない、物まねがおかしい
・あれやこれなどの、指差しをしない
・嫌なことがあると癇癪をおこしてパニックになる
・人見知りをしない、逆にとても人見知りする
・食事へのこだわりが強く、偏食である
8つ以上当てはまる場合
発達障害は2歳の段階ではまだ判断が難しいというのが本当のところです。
上記の症状が8つ以上当てはまるなら、定期健診の時にお医者さんに相談してみましょう。
発達障害のうたがいがある場合は、経過観察することになります。
また、発達障害の診断を受ける場合は、予約が必要で、どこの自治体も2~3か月は時間がかかる場合が多いです。
そのため、少し早めから準備して、予約をしておきましょう。
8つ以上当てはまらない場合は、それほど急ぐ必要はなく、3歳時健診まではお家で様子をみていていいでしょう。
できること
2歳ではまだ発達障害かどうか断定することはできません。
しかし、いまできることはあります。
とくに、「発達障害の改善と予防: 家庭ですべきこと、してはいけないこと (実用単行本)」
この本によると、8歳までなら発達障害は治ると断定しています。
それほど、小さいころから速めの療育は大事で、脳を活性化させることが必要です。
発達障害と認定されていない今からでも、やれることはやっておきましょう。
絵本を読み聞かせる
言葉の遅い2歳のこどもには、絵本の読み聞かせが効果的です。
とくに発達障害である場合、発達障害は視覚から入る情報がわかりやすく、脳を刺激することができます。
この特徴は大人になってからでも続くので、視覚でイメージすることはとても重要です。
1日10冊以上読み聞かせることで効果があります。
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積み木遊び
積み木は発達障害のこどもが得意な遊びで、視覚をフルに使った遊びです。
指先を使うことで脳の神経が刺激され、空間認識能力も高まります。
また、目と手を同時に使って物を作るという協調運動の機能も向上し、脳に良い効果をもたらします。
療育に通う
発達障害だと正式に診断されていなくても、療育に通うことは可能です。
症状がみられる場合は、早めに療育してもいいと思います。
療育では具体的に、以下のことを勉強します。
・かばんを決まった位置にしまう
・出席ノートを先生に提出する
・名前を呼ばれたら返事をする
・歩く練習のため、母子で手をつないで周辺を散歩する
・トイレは決められた時間に必ず行く
・遊具で遊ぶ(列に並ぶ練習)
・出したものを片づける
一見なんの変哲もないように見えますが、どれも発達障害の成長に意味のある行動です。
発達障害は集団行動やルールに縛られるのが苦手なので、この一連の行動ができるようになるだけで意味があります。
小学校にあがるまえに療育に通っておけば、小学校も普通学級に通うこともできるようになります。
僕が2歳だったころのエピソード
僕はADHDとLDの発達障害ですが、2歳のときのころの話を母親に聞いてみました。
すると、話をするのは早くて、これは天才か?と思ったところ、ある日からぴたりと言葉を忘れたかのように、しゃべらなくなったそうです。
「バナナ」を「パナナ」と言っていたそうですが、「パナナと言ってごらん」とバナナを見せても、それが何かわからなかいそぶりだったそうです。
発達障害のこどもは、たまに言葉をなくしたかのように、しゃべれなくなるときがあります。
積み木を与えてみても、何か組んで遊ぶのではなく、手のひらでその形を確かめて握ったり、遠くに投げて遊んでいたそうです。
おもちゃでは普通ではない遊び方をすることが多く、その辺りが定形発達の姉と違い、おかしいとは思わなかったものの、個性的なこどもだと思っていたそうです。
2歳ではまだ発達障害の特徴はわかりにくいですが、よく見れば確実にその影響はあるんですね。
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