あの人は発達障害かも?見分け方のチェックポイント
2018/01/21
発達障害の定義は3つあるとされています。
「脳機能の偏り」「症状の安定」「発達期の特性が明らか」ということです。
脳機能の偏りというのは、育て方やしつけとは関係のない生来的なものということです。
これは、遺伝的要素が強いともされています。
症状が安定しているということは、発達障害の特性が消えることはないということです。
さらに、特性が明らかというのは、就学までに発達障害の症状がすでに出ているということです。見分け方がわからないだけということですね。
どれも同じように見えますが就学時にはこの3つがすでに現われている児童を発達障害児としているのです。
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発達障害児の見分け方
発達障害児の見分け方は一筋縄ではいきません。これは専門医でもグレーゾーンを指摘して、発達障害の疑いがあるというくらいに、発達障害と特定できないことがままあるからです。
それでは、発達障害の疑いがあるということで考えるといくつかの見分け方の判断材料があるのです。
まずは多動性です。
発達障害児の多くは落ち着きがないとされています。じっとしていることが苦手ですぐに動き出そうとします。
集中力の欠如を指摘する声もありますが、それはもっぱら多動性から来ているということですね。
実際に自分の体験談から言うと、じっとしていられない、じっとしていることが落ち着かないということがあります。
うまく言葉では言い表せないのですがじっとしていることで恐怖感を感じてしまうこともあるのです。
ですから、発達障害の中でも多い多動性の子どもの見分け方は、ずっとじっとしていられるかを見るといいでしょう。
とはいっても、小さい子どもは落ち着きがありません。
ですから、なかなか見分け方の判断がつかないことが多く、それが発達障害児の発見を遅らせることになるのですね。
私も自分自身が発達障害を持っているというのを知ったのは就職してからですからね。
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発達障害かどうかのチェックリスト
・会話をする際に人の目を見ない
・周りのことに興味を示さない(団体行動が苦手)
・思い込みが激しい(自分の考えをまげない)
・強いこだわりがある
・スキンシップが苦手(触れあいに馴染めない)
・人との距離感がつかめない(必要以上に声が大きい、人に近づきすぎることも)
・曖昧な表現が理解できないことも(白黒はっきりさせたい)
・会話のキャッチボールができない(一方的になることも)
・一定の手順を踏まないとできない
・本の飛ばし読みができない
以上のことがあげられます。
一貫して言えることは、こだわりが強くどうしても我を通してしまうことです。
一途な面があり、一つのことをやり遂げる力がありそうですが、それも一貫性に欠けることがあります。これを見分け方の指標と考えていいでしょう。
また、見分け方として、次のことがよく挙げられるのですが…
・人と変わったことを好む
これは、卒業式に制服ではなくコスプレで出席するなどの突飛な行動をすることです。
また、TPOをわきまえない部分もあります。
例えば以下の見分け方の例が報告されています。
・履歴書の趣味の欄にパチンコ・競馬と記入する
これはある意味、個性とも言えます。
他には「○肉○食」と書いて四字熟語を完成させよという問いに対して、
「焼肉定食」と書いて就職試験に合格して発達障害の人もいるのです。
天才に発達障害の人が多いと言う説も
ときとして、異常なこだわりが世紀の大発見につながることもあるようです。
ノーベル賞を受賞した人に発達障害の人も少なくないということを聞くとなるほどと納得する面もありますね。
物怖じせずにはっきりとした口調で指摘することも、発達障害につながるのではという指摘もあります。
こうなると、人と変わったことをしていると誰でも発達障害と見られてしまうことにもなりかねません。
憶測ではなく、しっかりとした判断基準で発達障害を語るようにならなくてはいけません。
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